初心忘るべからず・・・
構造医学の来年度の講座案内が届きました。
私達が錯覚している言葉があります。
例えば「初心忘するべからず」という言葉があります。
殆どの人が、何かに入った時、何かをしようとした時に
初心に立ち戻れ、という解釈をしています。
これも誤りでは無いかもしれませんが、
歴史的には室町時代の猿楽師、世阿弥の言葉として伝えられています。
初心とは種なり、種を育てんと思えば、
どこ・いつ・どのようにして育てればよいのか、
全ての事を考え、どうやってそこに水を運ぶのか、
そういう全ての事を考え実行しなければ
種を育む事は出来ない。
全体像を考えること、
それをもって初心という。
といったものです。
簡潔にして初心の気持ちと解釈していますが、
相当に練られた気持をもって初心といいます。
弟子を育むということは、
この初心という心が反映してるという事を
知ってほしいと思います。