何故、頭を冷やすか。
先日、アイスホッケーの代表選手が治療に見えました。カナダ、他国でプロとして活躍されていた方です。
奥様がカナダの方で今、韓国のナショナルチームの監督をされているそうです。
冷却についてその方とお話していましたところ
やっとこの5~6年で日本も一部のナショナルチームがアイスバスを取り入れたんです。とお話していましたら、何とこの方、え!そうなんですか!僕は小学生の頃からアイスバスに入っていました。と言うのです。
30前の方です。凄いです。
アイスバスに入ることによって血液,リンパ液等の体液の熱によるブラウン運動が抑制されるため、血液の流れはものすごく良くなります。血液の流れが良くなれば酸素を運ぶ赤血球の流れが良くなり疲労回復に繋がります。免疫力も強くなり一石二鳥三鳥の効果が期待できます。
但し、アイスバスは相当量のトレーニングを積む運動選手、今ではあのEXILEもアイスバスに入るそうですが、そうでない方はリスクを伴ないます。頭部冷却装置はその 氷風呂 に入るリスクが無いため子供から老人まで幅広く対応出来るのがその特徴です。
それとこの頭部冷却装置は0度の水をヘルメットに循環させ強制的に頭を冷やします。
一番血液量の多い頭を冷やす事によって、体全体を冷却する効果と同じ効果を得られ、冷やしてはいけない心臓に負担を掛けなくていいのです。今や、スポーツ界が医療界を上回りましたね。医療者はもっと勉強すべきです!未だに関節を温めたり引っ張ったりしてますね。
直接競技に加わる選手が何をすべきか!よく知っています。ここで選手と医療者の考え方の乖離が生まれます。
0度から4度の条件がとても大切で冷やせばなんでもいいや!ではないんです。
最近では鮮魚の輸送にも0度から4度の水を利用しているのは当たり前の話ですね!
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