膝関節痛で1カ月間整形外科に通われていたご婦人です。
治療は電気療法とマイクロ波、ホットパック、痛み止めの注射。
全く痛みが取れず歩行困難で来院されました。
関節軟骨はコラーゲンですので40℃を超えると溶けてきます。
骨はカルシュウム同士がコラーゲンと言う糊(膠・にかわ・)でくっついて
出来ています。
カルシュウムの熱耐性は400℃~500℃で炭化しますが
コラーゲンは上記の通り40℃を超えると溶けて来ます。
若く抵抗力のある方は外部からの熱に対して関節が溶けないように
血液の一部を使い所謂 水 をためて保護します。
熱に対して抵抗力の無い方はコラーゲンが溶けボロボロになる一方です。
この方は大量の氷で冷却をし体重をかけ歩行させました。
一回の治療で80%回復し歩行可能になりました。